Indeedは毎月2億人ものユーザーが訪れる世界No.1の求人サイトとして知られており、採用活動を行っている企業も積極的に活用しています。
そのぶん同業他社との競争も激化していて、何も考えずに求人情報を掲載しただけでは応募数はもとより、閲覧数も思うように伸ばすことはできません。
そこで重要になってくるのが「クローリング」です。Googleなどの検索エンジンでも導入されているクローリングはIndeedの求人検索の基本的なシステムであり、その仕組みを理解し、活用することが効率的な採用活動につながります。
ここではクローリングについての基礎知識や、Indeedからクローリングしてもらうことのメリット、そしてIndeedのクローリング条件について説明していきます。
クローリングとは、クローラーと呼ばれる自動巡回プログラムがWebサイト上の情報を収集・保存する作業のことです。
クローラーはHTMLに記載されているリンクの情報を次々にたどりながら、そのサイトがどんな内容で、どういった構造をしているのかを情報収集し、データベース化していきます。
そして特定のキーワードで検索された場合、そのデータベースの中からキーワードと関連性の高い情報をピックアップし、「検索結果」として表示するわけです。
なお、表示される順番は検索キーワードとの関連性や情報量の多さなどによって左右されるため、クローリングされやすいサイトを作成することが重要なポイントとなります。
こうしたクローリングを意識したサイト構築のことを「SEO(Search Engine Optimization)対策」と言います。
Indeedは求人に特化した検索エンジンですので当然クローラーを導入しており、効率よく採用活動するにはIndeedのクローリング条件を理解した上で、それに適した採用情報ページを作成することが重要なポイントとなります。
ではIndeedにクローリングされるとどんなメリットがあるのでしょうか?それはもちろん、オウンドメディアリクルーティングができることでしょう。
Indeedへのクローリング対策を行っていない場合、Indeedは企業の求人情報ページではなく、その企業の求人情報を掲載している別の求人サイトをクローリングします。その場合、求職者はまず別の求人サイトにアクセスし、そこに掲載されている情報を見て、それから企業のサイトに移動することになります。もし求人情報を見ただけでスルーされてしまった場合、求職者が企業のページにアクセスすることはありません。
一方、自社サイトがIndeedにクローリングされるようになれば、求職者は間に別の求人サイトをはさむことなく、直接企業のサイトにアクセスできるようになります。
求人媒体では決まった枠があり、それに沿って情報を載せる必要があること、また沢山の情報を載せようとするとその分掲載料が嵩んでいくなどのネックがありますが、自社サイトであれば制限なく充分に会社の魅力や仕事内容の詳細など求職者に訴求したい内容を伝えることができます。
企業の情報がよりくわしく掲載されていることで、求人情報ページを閲覧しただけの場合よりもエントリーにつながりやすく、さらに求める人材とのミスマッチも減らせるという利点があります。また、アクセスや反応をみてPDCAを回し、ページ内容を改善することができます。
Indeedにクローリングしてもらうためには、最低でもIndeedが定めるクローリングの条件を満たしている必要があります。
「自社サイトで求人情報を掲載しているけど、Indeedの検索でヒットしない」という場合は自社サイトがIndeedの掲げるクローリングの条件を満たしていない可能性がありますので、一度条件を確認し、必要に応じてサイトを再構築するようにしましょう。
以下ではIndeedにクローリングしてもらうための最低条件をまとめてみました。
求人情報ページには、その求人に関する完全なデータを掲載していることが最低条件となります。
企業名はもちろんのこと、市区町村レベル以下まで詳細に明記されている勤務地や正確な職務名、ひとつひとつ詳細まで記載されている職務内容など、どれかひとつが欠けてもクローリングしてもらうことはできません。
くわしいことは面接の時に…と考えている企業も多いですが、Indeedにクローリングされたいのなら必要な事項を漏らさず記載するようにしましょう。
求人情報のさわりの部分のみ公開し、完全な情報を閲覧するには会員登録が必要…といった手法を採用しているサイトはNG。
たとえ会員登録が無料であっても、求職者に余計な手間をかけるサイトはIndeedの趣旨に反しているため、クローリングされなくなります。
画像やpdfファイルといった形式ではなく、すべてテキストで記載されていることが条件となります。
その求人にどうやって応募すればいいのかが明記されていることも大切です。
もし応募フォームを利用する場合は、他のドメインに遷移したりせず、同じドメインのもとで最後まで応募できることが前提となります。
職種や雇用形態、給与、職務内容などが同じであっても、勤務地が異なるのであればそれぞれ固定のURLを設置する必要があります。
たとえば勤務地が東京と大阪でわかれている場合、東京用の応募URLと大阪用の応募URLの2つを用意しなければなりません。
求人情報は求職者にとってわかりやすく、簡潔なものであることが条件となります。
求職者にとっていろいろアピールしたくなる気持ちはわかりますが、求職者が求人情報を閲覧&応募するにあたって邪魔になるようなものを掲載しているのはNGです。
求職者に対するアピールは他の機会に譲り、求人情報ページではあくまでわかりやすく、シンプルな形態を意識するようにしましょう。
Indeedにクローリングされる条件を紹介しましたが、これらはあくまで最低ラインであって、他にも細かな掲載条件があります。Indeedのガイドラインを守りつつ、求職者へアピールできる的確な情報を盛り込んだ求人ページを作成することが重要なポイントとなります。
当サイトではIndeedに掲載できるかどうか無料診断も行っております。お気軽にメールフォームのお問合せ内容に”Indeed掲載可否診断”とご記入いただき対象のURLを添えてご送付ください。